2003年、私は宮城県で二人の男の子の子育てをする専業主婦でした。
もともと不器用なタイプで、結婚生活も子育ても自分には相当向いていないと思いながらも、温かい家庭生活に憧れもあり、その生き方は必然の流れでした。
当時、夫だった人(過去形)は仕事柄転勤が多く、長男が生後8ヶ月の頃に突然青森県の下北半島へと引越しすることになりました。
見知らぬ土地、慣れない子育て、密室での母子密着型育児に、気持ちは常にネガティブでストレスまみれ、夫との関係も良好とは言えたものではありませんでした。
そこで鬱々と3年を過ごし、その後再び宮城県に転勤となり引越し。
二人目の子も生まれ、子育てはますます大変な状況でした。
ストレスがたたり、私は大きな手術を受けるほどの病気に罹ってしまいました。
普通に生きること、常識的価値観にちゃんと自分を合わせること、を意識してずっと生きてきたつもりでしたが、いつも感じる「違和感」。
どうも私が感じている世界は理解を得られにくく、普通に振舞っているつもりが「変わってる」と言われたり、世の中の人が普通にこなす主婦業や子育てにもなんだか違和感を感じる。
どうして?なぜ?
いつもそんな事を考えていました。
そんな時に、ある一冊の本との出会いがきっかけとなり、そこから新しい出会いや交流が広がって行きました。
ある日、仲間のひとりに生年月日を聞かれました。
私「19○○年○月○日」
Oさん「うわー!出た!33!!」
私「え?33って何ですか?」
何故かあまり具体的な説明はしていただかなかったと思います。
それ以来、33とは何なのかずっと気になって自分なりに勉強してみることにしました。
すると、それはどうやら古来から伝わる「数秘術」というものらしく、数秘で見ると私は33なのでした。
数秘術では1〜9、11、22、33の12種類の数字を使って人間を分類できるということがわかりました。
数字というと、数学のイメージが強く、数秘術という名前にも面倒な計算の印象があり、どちらかというと苦手な雰囲気を感じてしまいました。
それでも自分自身を知りたかった私は、自分が数秘33であるということは一体なんなのかをとことん読み漁りました。
一言で言うと、
「大変人」
これでした(笑)
「理解不能なあなたは大変人」「ユニークなその存在は生き方のサンプル」「透明なる人類の奉仕者」
などなど。
これまで占いはあれこれと見てきましたけど、ここまでふに落ちたものはありませんでした。
「なあ〜んだ!大がつくほどの変人かー!じゃあ変わってると言われても仕方ないし、逆に気が楽になったわ!」
私の人生の、なんだかわからない生きにくさがスッと消え失せた瞬間でした。